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2026.02.27

営繕工事とは何か?修繕・改修との違いから見る建物管理の基本【保存版】

はじめに

「この工事は“営繕工事”に当たりますか?」
総務や施設管理、不動産管理の現場で、こうした質問に直面したことはありませんか。

営繕工事という言葉はよく耳にするものの、
・どこまでが営繕工事なのか
・修繕や改修と何が違うのか
・業者にどう依頼すればよいのか
が分からず、不安を抱えたまま判断している方は少なくありません。

この記事では、15年以上営繕工事に携わってきた立場から、
「営繕工事とは何か」を基礎から分かりやすく解説し、
初めての方でも安心して判断・相談できる知識をお伝えします。

目次

  1. 営繕工事とは何か
  2. 修繕・改修との違い
  3. 営繕工事に含まれる具体的な業務内容
  4. 現場でよくある失敗談と成功例
  5. 営繕工事のメリットと注意点
  6. 業者選びで失敗しないためのポイント
  7. よくある質問(FAQ)
  8. まとめ

1. 営繕工事とは何か

営繕工事とは「建物を使い続けるための整備工事」

営繕工事とは、建物や施設を安全かつ良好な状態で維持するために行う工事全般を指します。
単なる修理作業ではなく、建物の機能・安全性・快適性を保つことを目的とした工事です。

言葉の成り立ちは、

  • 営造:建物を造る・つくり変える
  • 修繕:壊れた部分を直す

この2つを含む概念が「営繕」です。
国土交通省でも、公共建築物の企画・設計・維持管理を担う部署として「営繕部」が設けられています。

2. 修繕・改修との違い

修繕との違い

  • 修繕:不具合を元の状態に戻す行為
  • 営繕工事:建物全体の維持・保全を目的とした工事

修繕は営繕工事の一部と捉えると理解しやすいでしょう。

改修との違い

改修は、性能や使い勝手を向上させる工事を指すことが多く、
営繕工事の中でも「改善」に該当する位置づけになります。

3. 営繕工事に含まれる具体的な業務内容

営繕工事には、次のような業務が含まれます。

  • 建物・設備の点検と状態確認
  • 劣化箇所の補修・整備
  • 設備の更新・入替工事
  • 安全性確保のための対策工事
  • 小規模な改修・配置変更への対応

重要なのは、単発の工事ではなく、建物を維持する流れの中で行われる工事である点です。

4. 現場でよくある失敗談と成功例

失敗談

以前、ある施設管理担当者から
「営繕工事だと思って依頼したら、最低限の修理しかしてもらえなかった」
という相談を受けました。

業者側は「修繕」の認識、依頼側は「営繕工事」のつもり。
言葉の認識ズレが原因でした。

成功例

一方で、
「現状確認→今後の劣化予測→必要工事の整理」
まで含めて営繕工事として相談したケースでは、
不要な工事を減らし、結果的にコストとトラブルを抑えられました。

5. 営繕工事のメリットと注意点

メリット

  • 建物の安全性を維持しやすい
  • トラブルの再発を防ぎやすい
  • 管理の属人化を防げる

注意点・リスク

  • 定義が曖昧なまま依頼すると認識ズレが起きやすい
  • 業者の力量によって提案内容に差が出る

そのため、「どこまでを営繕工事として考えているか」を事前に共有することが重要です。

6. 業者選びで失敗しないためのポイント

  • 営繕工事の意味をきちんと説明できるか
    営繕を「修理作業」ではなく、
    建物の計画・維持・再生まで含めた考え方として説明できる業者は、場当たり的ではない提案が期待できます。
  • 建物全体の視点で話をしてくれるか
    目の前の不具合だけでなく、他部位への影響や将来的な劣化、管理のしやすさまで含めて説明してくれるかが重要です。
  • 「できます」だけでなく「やらない理由」も説明できるか
    部分補修の限界や再発リスク、安全面の懸念などを踏まえ、
    あえて勧めない判断を理由とともに示せる業者は信頼できます。


営繕工事の業者選びでは、価格や対応範囲だけで判断するのではなく、建物全体と将来の維持を見据えたうえで
「できること」だけでなく「今はやらないほうがよい理由」まで根拠をもって説明できるかどうかが、
長期的な安心と無駄なコストを防ぐ重要な判断基準になります。

7. よくある質問(FAQ)

Q1. 営繕工事と修繕工事は同じですか?
A. 同じではありません。修繕は営繕工事の一部に含まれる位置づけです。

Q2. 小さな工事でも営繕工事になりますか?
A. 建物維持の目的であれば、小規模でも営繕工事と考えられる場合があります。

Q3. どのタイミングで相談すべきですか?
A. 不具合が出た時点、または「これって営繕?」と迷った時点が適切です。

Q4. 依頼時に準備するものはありますか?
A. 図面や過去の工事履歴があればスムーズですが、なくても相談可能です。

Q5. 相談すると必ず工事になりますか?
A. 必ずしも工事になるわけではありません。不要と判断されるケースもあります。

8. まとめ

営繕工事とは、建物や施設を安全かつ快適に使い続けるための整備・保全工事です。
修繕や改修と混同されがちですが、営繕工事は建物全体を見据えた考え方と工事である点が本質です。
言葉の意味を正しく理解することで、業者との認識ズレや不要なトラブルを防ぐことにつながります。

無料相談・お問い合わせ

「これは営繕工事に当たるのか分からない」
そう感じた時点で、専門家に相談することが最も確実です。

建物の状態確認から、営繕工事としての考え方整理まで、
まずはお気軽にご相談ください。

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