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2026.02.20

営繕管理とは?修繕との違いから分かる建物管理の全体像をやさしく解説

はじめに

「営繕管理とは何ですか?」
企業や施設の管理担当者になったばかりの方から、最も多く寄せられる質問の一つです。

・修繕とどう違うのか分からない
・どこまで自分の仕事なのか判断できない
・業者に相談しても話がかみ合わない

こうした悩みは、営繕管理という言葉の意味と範囲が曖昧なまま実務に入ってしまうことが原因で起こります。

この記事では、営繕の現場に15年以上関わってきた視点から、
「営繕管理とは何か」「何をどこまで管理するのか」「修繕との違い」を、専門知識がない方でも理解できるように解説します。

目次

  1. 営繕管理とは何か
  2. 営繕と修繕の違い
  3. 営繕管理の業務範囲
  4. 現場でよくある失敗と成功事例
  5. 営繕管理を円滑に進める考え方
  6. よくある質問(FAQ)
  7. まとめ

1. 営繕管理とは何か

営繕管理の基本的な意味

営繕管理とは、建物や施設を安全かつ快適に使い続けるために、計画的に維持・改善していく管理業務全般を指します。

単に「壊れたら直す」ことではなく、

  • 建物や設備の状態を把握する
  • 劣化や不具合を未然に防ぐ
  • 長期的に見て最適なタイミングで工事を行う

といった、予防的・計画的な管理が特徴です。

国や自治体に「営繕部」が存在するのも、公共施設を新築から維持管理まで一貫して管理する必要があるためです。

2.営繕と修繕の違い

修繕とは「発生した問題への対応」

修繕とは、すでに発生している不具合や破損を元の状態に戻す行為です。

例としては、

  • 雨漏りの補修
  • 壊れた設備の修理
  • 破損した床や壁の補修

などが挙げられます。

営繕管理との関係性

営繕管理は「考え方・仕組み」、修繕は「具体的な行動」です。

イメージとしては、
営繕管理=全体を見渡す地図
修繕=地図の中で行う個別の作業

という関係になります。

3.営繕管理の業務範囲

営繕管理の仕事は、想像以上に幅広いものです。

1. 建物・設備の状態把握

  • 定期点検の実施・記録
  • 劣化や不具合の兆候確認
  • 使用状況の把握

これがすべての判断の土台になります。

2. 計画的な対応判断

  • 今すぐ直すべきか
  • 様子を見るべきか
  • 将来まとめて工事すべきか

を判断するのも、営繕管理の重要な役割です。

3. 業者との調整・管理

  • 内容説明
  • 見積内容の確認
  • 工事中・工事後のチェック

「丸投げ」ではなく、管理者として関わる姿勢が求められます。

4.現場でよくある失敗と成功事例

失敗事例:修繕の繰り返しでコスト増大

ある企業では、トラブルが起きるたびに修繕を繰り返していました。
結果として、根本原因を見直さないまま同じ工事を何度も行い、コストと手間が増大してしまいました。

成功事例:営繕管理を導入したケース

別の施設では、建物全体を一度整理し、

  • 劣化箇所の洗い出し
  • 中長期の対応方針作成
  • 修繕の優先順位付け

を行いました。
結果として、無駄な修繕が減り、管理者の判断も楽になったのです。

5.営繕管理を円滑に進める考え方

営繕管理で大切なのは、完璧を目指さないことです。

  • すべてを一度に直そうとしない
  • 状況を「見える化」する
  • 分からないことは専門家に相談する

この積み重ねが、結果的に建物の価値と安全性を守ります。

6.よくある質問(FAQ)

Q1. 営繕管理は専門知識がないとできませんか?
A. 基本的な考え方を理解すれば可能です。判断に迷う部分は専門業者と連携するのが一般的です。

Q2. 修繕との使い分けが難しい場合はどうすればいいですか?
A. 単発対応か、将来を見据えた管理かを基準に考えると整理しやすくなります。

Q3. 営繕管理は小規模な建物でも必要ですか?
A. 規模に関係なく必要です。小規模ほど計画性が重要になるケースもあります。

Q4. 管理を外注することは可能ですか?
A. はい。自社で抱え込まず、営繕管理を理解している会社に相談する方法があります。

7.まとめ

営繕管理とは、建物を長く安全に使い続けるために、
状態を把握し、計画的に維持・改善していくための総合的な管理の考え方です。

修繕はその中で発生する具体的な対応の一つに過ぎず、営繕管理という枠組みの中で位置づけて判断することが重要になります。
この違いと関係性を理解することで、
日々の判断に迷いにくくなり、業者とのやり取りや施設管理業務そのものが大きく楽になります。

まずは「壊れたら直す」から一歩進み、「どう管理していくか」という視点を持つことが、
営繕管理の第一歩と言えるでしょう。

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