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2026.02.06

営繕とは?修繕・改修との違いをプロが徹底解説【工場・施設管理者必読】

はじめに

工場や店舗、マンションなどの不動産を管理する中で、「営繕(えいぜん)」という言葉を耳にすることはありませんか?

「修繕とは何が違うのか?」「具体的にどこまでが営繕の範囲なのか?」

日々の業務に追われる中で、こうした用語の定義や範囲が曖昧なまま、目の前の不具合対応に追われている管理者様は少なくありません。

しかし、営繕の正しい意味を理解し、計画的に実施することは、突発的な事故を防ぎ、長期的には数百万〜数千万円単位のコスト削減に繋がります。

この記事では、創業1988年、愛知県を中心に数多くの工場・店舗・オフィスビルの維持管理を手掛けてきた「名和建装(めいわけんそう)」が、専門用語が苦手な方にも分かりやすく「営繕の定義」から「具体的な工事内容」「信頼できる業者の選び方」までを徹底解説します。

「電球交換ひとつから、大規模な工場の改修まで」。建物の「守り方」を知れば、あなたの施設管理はもっと楽に、もっと確実になります。

目次

  1. 営繕とは?言葉の意味と歴史的背景
  2. 「修繕」「改修」「保全」との違いを明確化
  3. 【建物種別】営繕工事の具体的な業務範囲
  4. 【実録】プロが教える施工事例
  5. 営繕計画の重要性とメリット・デメリット
  6. 失敗しない営繕業者の選び方(名和建装の強み)
  7. まとめ

1. 営繕とは?言葉の意味と歴史的背景

営繕の定義:「営造」と「修繕」

「営繕」という言葉は、実は二つの言葉が組み合わさってできています。

  • 造(えいぞう):建物を新しく造ること(新築・増築・改築など)
  • (しゅうぜん):悪い箇所を直すこと

つまり、狭義には「修理」を指すことが多いですが、本来は「建築物の新築から、増築、改築、そして日々の修繕・模様替えまでを含めた、建物に関する一切の工事や維持管理業務」を指す広い意味の言葉です。

企業の「営繕部」や「施設管理課」が、新棟の建設計画から電球の交換まで幅広く担当するのは、この言葉が持つ「建物のライフサイクルすべてに関わる」という意味に基づいています。

701年制定の大宝律令から見る歴史

「営繕」という言葉の歴史は非常に古く、701年制定された大宝律令にまで遡ります。

当時、宮殿や官庁の造営・修理を司る役職として「造宮省」や「木工寮」などが置かれ、これが現在の営繕業務のルーツの一つとされています。

古くから「建物を造り、繕(つくろ)い、長く使い続ける」ことは、国家や組織にとって重要な役割を担ってきました。現代においても、国土交通省などの官庁には「営繕部」が存在し、公共建築物の整備や保全指導を行っています。

2. 「修繕」「改修」「保全」との違いを明確化

現場では「修繕」や「改修」という言葉が混在していますが、これらは目的と規模によって明確に異なります。ここを整理することで、予算取りや業者への発注がスムーズになります。

用語別 比較一覧表

用語: 意味・目的 具体例 資産価値
修繕: 原状回復。壊れた箇所を元通りに直すこと。 雨漏り修理、ガラス交換、壁のひび割れ補修 維持
改修: グレードアップ。機能や性能を初期より高めること。 バリアフリー化、断熱窓への変更、耐震補強 向上
改築: 建物の構造部分を含めて作り直すこと。 建替え、大規模な間取り変更を伴う工事 刷新
保全: 点検・整備を行い、正常な状態を維持すること。 定期点検、清掃、消耗品の計画交換 維持・予防

営繕は、これら全て(修繕・改修・改築・保全)を包括する業務の総称です。
私たち名和建装が「トータルサービス」を掲げているのも、この営繕の精神に基づいています。

併せて読みたい
「修繕」について、より基礎的な知識や具体的な事例を知りたい方は、以下の詳細記事もあわせてご覧ください。
修繕とは?言葉の意味や改修・改良との違いを解説

なぜ使い分けが必要なのか

例えば、単に「雨漏りを直したい(修繕)」のか、「雨漏りを直しつつ、遮熱塗料で工場内の温度を下げたい(改修)」のかによって、提案される工法や対策、そして費用が全く異なります。

また、会計上の処理も「修繕費(経費)」になるか「資本的支出(資産)」になるかが変わるため、経営判断としても重要です。

3. 【建物種別】営繕工事の具体的な業務範囲

名和建装では、以下のようなあらゆる施設の営繕に対応しています。
建物種別によって求められる技術や配慮が異なります。

工場・倉庫の場合

  • 主な悩み: 屋根・外壁の劣化、床のひび割れ(塗床)、シャッターの故障、生産ライン変更に伴う増築
  • 特徴: 操業を止めずに工事を行う必要があるため、工程管理と安全管理が最優先されます。
  • 対策: カバー工法(既存屋根の上に新しい屋根を被せる)や、速乾性のある床塗装などが多く用いられます。

店舗・商業施設の場合

  • 主な悩み: 内装の汚れ、トイレの老朽化、空調の不調、看板の落下防止、店舗リニューアル(模様替え)。
  • 特徴: お客様の目に触れる場所であるため、美観と清潔感が重要。夜間工事が必要なケースも多いです。

オフィスビル・マンションの場合

  • 主な悩み: エントランスのオートロック化、外壁タイルの浮き、屋上防水、共用部のLED化。
  • 特徴: 入居者への案内(お知らせ)や騒音対策など、調整業務が仕事の大きなウェイトを占めます。

4. 【実録】プロが教える施工事例

名和建装が実際に担当し、お客様から「頼んでよかった」と評価をいただいた施工事例をご紹介します。
(※プライバシー保護のため、詳細な企業名は伏せております)

事例:金属加工工場(築30年)の屋根改修と暑さ対策

  • 【事象・課題】
    工場のスレート屋根が経年劣化し、複数箇所から雨漏りが発生。また、夏場は工場内が40度近くになり、従業員の熱中症リスクと作業効率低下が課題でした。「建て替えは予算的に無理だが、根本的に直したい」というご相談です。
  • 【提案・修繕方法】
    一級建築士と現場監督が現地調査を実施。単なる「穴埋め(修繕)」では再発リスクが高いため、遮熱機能付きの金属屋根を重ねる「カバー工法(改修)」をご提案しました。既存屋根を撤去しないため、廃棄処分費を削減し、工場を稼働させたまま施工を行いました。
  • 【結果】
    雨漏りが完全に止まったのはもちろん、遮熱効果により夏場の室内温度が平均5℃低下。空調効率が上がり、電気代の削減にも成功しました。

5. 営繕計画の重要性とメリット・デメリット

建物の管理には、問題が起きてから対処する「事後保全」と、計画的に行う「予防保全」があります。プロとしては圧倒的に「予防保全(計画的な営繕)」をおすすめします。

計画的な営繕(予防保全)のメリット

  1. トータルコストの削減: 劣化が深刻化する前に手当てすることで、大規模工事を回避できます。
  2. 事業停止リスクの回避: 突発的な設備故障によるライン停止や営業停止を防げます。
  3. 資産価値の維持: 適切なメンテナンス記録(履歴)は、将来的な売却や融資の際にもプラスの情報として働きます。

放置した場合のリスク(デメリット)

  • 小さなひび割れから雨水が侵入し、鉄骨や木材を腐食させ、建物の寿命を縮める。
  • 外壁タイルの落下など、第三者への被害(損害賠償リスク)が発生する。

6. 失敗しない営繕業者の選び方

営繕は「工事をして終わり」ではありません。長く付き合えるパートナーを選ぶことが重要です。愛知県で業者をお探しの際は、以下のポイントをご確認ください。

1. 「一級建築士」や「施工管理技士」が在籍しているか

単なる修理だけでなく、建物の構造(設計)から理解している有資格者がいるかどうかが重要です。

名和建装には一級建築士・一級施工管理技士が在籍しており、法的な基準を満たした安全な改修・増築提案が可能です。

2. 「自社一貫体制」であるか

相談から施工、アフターケアまでを自社で完結できる会社は、伝達ミスが少なく、コストも適正です。

私たちは設計から施工までワンストップで対応するため、スピーディーかつ柔軟な対応に自信があります。

3. 歴史と実績があるか

創業から長く続いている会社は、それだけ地域で信頼を積み重ねてきた証拠です。

名和建装は1988年(昭和63年)の創業以来、名古屋・春日井エリアを中心に数多くの実績を築いてきました。

7. まとめ

建物の寿命を延ばす鍵は「早期の相談」

営繕とは、単なる修理ではなく、
建物の価値を守り、そこで働く人々の安全と生産性を支える重要な
事業活動です。

「まだ使えるから大丈夫」と放置せず、不具合が小さいうちに専門家の診断を受けることが、結果としてコスト削減と安心に繋がります。

本記事のポイント:

  • 営繕は新築から修繕までを含む「建物の生涯パートナー」。
  • 「予防保全」がコスト削減の近道。
  • 建築士が在籍し、設計から施工まで一貫対応できる業者を選ぶべき。

私たち名和建装株式会社は、1988年の創業以来、名古屋で「和」を作る企業として、お客様の建物に向き合ってきました。

現地調査・お見積りは無料です。
工場の営繕、店舗の改装、不動産のメンテナンスまで、まずはお気軽にお問い合わせください。

無料調査・ご相談は名和建装まで

建物の不具合、メンテナンス計画にお悩みではありませんか?

一級建築士・施工管理技士が在籍するプロ集団が、無駄のない最適なプランをご提案いたします。

【お問い合わせ先】

名和建装株式会社

  • TEL: 052-842-1144(受付時間 10:00〜17:00)
  • 住所: 〒466-0023 愛知県名古屋市昭和区石仏町1丁目28番地
  • 対応エリア: 愛知県全域(名古屋市・春日井市ほか)、東海エリア
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