施工実績 WORKS
- 新築
ドライブスルーと調剤ロボットを備えた次世代型薬局
愛知県豊明市栄町武侍にて、桜花クリニックに併設する「桜花あいかわ薬局」の新築工事を行いました。今回の計画では、全国的にも珍しいドライブスルー型薬局という先進的なコンセプトに加え、調剤ロボットの導入、さらに地域住民向け災害備蓄保管所としての機能も求められました。利便性・機能性・安全性を高い次元で両立するため、建物計画から外構計画まで一体で検討し、木造2階建て在来工法による薬局新築を実現しました。
1. お客様の課題
今回の計画で大きな課題となったのは、大型クリニック併設ならではの来院車両への対応でした。複数診療科を持つクリニックの利用者に加え、薬局利用者の駐車スペースも確保する必要があり、当初検討していた平屋案では十分な駐車台数を確保しにくい状況でした。そのため、限られた敷地を有効活用できるよう、計画を見直して2階建て化を採用しました。
また、この薬局は単なる調剤拠点ではなく、災害時に地域を支える備蓄機能も担う施設として計画されました。水などの重量物を保管する前提があったため、木造建築でありながら、通常以上に床の耐荷重性能を意識した構造計画が必要でした。さらに、調剤ロボットの導入にあたっては機器高さが約3mあるため、一般的な建物よりも十分な階高を確保する設計配慮も欠かせませんでした。
2. 施工内容
建物は、白を基調とした清潔感のある外観に、木目調の外装をアクセントとして取り入れ、医療施設にふさわしい安心感とやわらかさのあるデザインに仕上げました。外壁には防火サイディング、屋根にはガルバリウム鋼板を採用し、耐久性とメンテナンス性にも配慮しています。写真からも、クリニックとの調和を意識しつつ、単体でもしっかり視認できる建築になっていることが分かります。
内部は、待合スペースを明るく開放的に計画し、やさしい木目床と落ち着いた色合いの家具によって、患者様が安心して過ごせる空間を構成しました。受付・投薬カウンター・個別性に配慮したブース配置も整理され、機能性と居心地のよさを両立しています。また、ドライブスルー受付では、車内から処方箋を受け渡ししやすい高さ、薬を受け取りやすい窓口寸法・位置関係を細かく調整しました。
加えて、開発行為に伴う造成工事を極力回避するため、敷地の切土・盛土を行わない前提で外構を計画。その中で、建物高さ、駐車場の水勾配、車両動線を丁寧に検討し、無理のない敷地利用を実現しました。駐車場ラインについても何度も試行を重ね、交差ポイントの安全性と使いやすさを高めています。
3. 結果・効果
完成後は、クリニックと薬局をあわせた利用台数に対応できる駐車計画と、ドライブスルー利用を両立した実用性の高い施設となりました。特に、車の流れが交差しやすいポイントを整理したライン計画により、利用者にとってわかりやすく、スムーズに利用できる動線が整っています。
建物デザインについても、白・木目・黒をバランスよく組み合わせた外観が、医療施設としての清潔感と親しみやすさを演出しており、地域に自然となじむ印象です。内部空間も明るく機能的で、待合・受付・相談・業務スペースまで無理なくつながる構成となりました。お客様からは、安心感のある色合いでまとまり、複雑な条件をクリアしながら無事に竣工できたことに非常に感謝しているとのお声をいただいています。
4. 締め
機能性と地域性、そして将来性まで見据えた薬局づくりをご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。用途や条件に応じて、最適な建築計画をご提案いたします。








