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- コラム
2026.10.30
【名古屋】冬前の水道管・配管の凍結対策|事業所・店舗の事前修繕
冬が来る前の水道管・配管の凍結対策
事業所・店舗の給排水管を名古屋で守る事前修繕
名古屋の1月は、日最低気温の平年値が1.1℃です。数字だけ見れば「凍結は北国の話」と思えますが、寒波の朝に止まる水道、割れた屋外の蛇口、動かない給湯器の相談は、名古屋でも毎冬のように届きます。この記事は名古屋・愛知の事業所・店舗・賃貸物件の管理担当者に向けて、2026年10月26日時点の公式情報をもとに、凍結しやすい場所の見分け方と、11月中に済ませておきたい事前修繕を整理したものです。
名和建装株式会社 MEIWA KENSOU|名古屋市昭和区・創業1988年
名古屋でも水道管は凍る。目安は「−4℃」と「風」
名古屋市上下水道局は、気温がマイナス4度以下になると水道管が凍って水が出なくなるおそれがあり、破損すると修理費が高額になることがあると案内しています。国土交通省も、最低気温が−4℃以下になるときは給水管の凍結に注意するよう呼びかけています。
名古屋の気象庁観測点の平年値は、1月の日平均気温が4.8℃、日最低気温が1.1℃、2月の日最低気温が1.4℃です(1991〜2020年)。平均では−4℃に届きません。それでも凍結事故が起きるのは、平年値は街なかの観測点の平均であり、寒波の朝には大きく下回ること、そして建物の配管は観測点より厳しい条件に置かれていることが理由です。
見落とされがちなのが風です。広島市は、風当たりの強い場所ではマイナス1〜2℃でも凍結が起きると案内しています。屋上や建物の北面、吹きさらしの外階段の下を通る配管は、気温の数字以上に冷やされます。郊外の工場や倉庫、川沿い・丘陵地の物件では、市街地より最低気温が下がることもあります。
事業所・店舗で凍結しやすい配管と設備はこの6か所
名古屋市上下水道局は、凍結しやすい場所として屋外の蛇口、露出した水道管、給湯器まわりの配管、集合住宅の北側通路にある水道メーターを挙げています。法人の建物に当てはめると、点検すべき場所は次のとおりです。
1. 外壁沿い・屋上の露出配管
増設した手洗いや給湯の配管が外壁に露出しているケース。保温材が紫外線で痩せて割れ、金属管がむき出しになっていることがよくあります。
2. 屋外の散水栓・立水栓
駐車場の洗車用、植栽の散水用など。冬は使わないため水が滞留し、蛇口本体やその直下の管が割れます。割れても使わないので春まで気づかない、というのが典型です。
3. 給湯器まわりの配管
屋外設置の給湯器は、給水・給湯の接続部が外気にさらされます。機器内の凍結予防機能は電源が入っていることが前提の機種が多く、休業中にブレーカーを落とすと働きません。
4. 北面・吹きさらしのメーターボックス
共用廊下や建物北側のパイプシャフト内のメーター。扉の隙間から冷たい風が入り込む場所は、市の案内でも注意喚起されています。
5. 屋上の受水槽・高置水槽まわり
水槽本体より、水槽につながる露出配管やバルブ類が弱点です。屋上は風を遮るものがなく、保温材の劣化も早い場所です。
6. 空き区画・休業中の店舗や倉庫
水を使わない建物ほど凍結しやすくなります。テナントが退去した区画、年末年始に止まる工場や店舗は、使っている建物とは別の対策が必要です。
凍結を放置すると起きること。怖いのは「休み明け」の漏水
水は凍ると体積が増えるため、管の中で凍った水は内側から配管や継手を押し広げます。凍っている間は水が出ないだけですが、本当の被害は気温が上がって氷が溶けたときに表に出ます。割れた箇所から水が噴き出し、誰もいない建物では止める人がいません。
店舗・事務所の場合
年末年始の休業明けに出勤したら、天井から水が落ちていた、床が水浸しになっていた、という被害につながります。下の階のテナントや隣の区画まで水が回ると、配管の修理費より内装や什器の補償の方が大きくなることがあります。
賃貸物件のオーナーの場合
共用部の配管やメーターまわりが凍結すると、入居者全員の水が止まります。空室の専有部で破裂すると発見が遅れ、階下への漏水事故になりやすい点に注意が必要です。
工場・倉庫の場合
屋外の散水栓や洗い場の配管は、割れても冬の間は使わないため発見が遅れます。地中に漏れ続けた水は水道料金の請求で初めて気づくことも多く、地中配管の修理は掘削を伴うため費用も工期も大きくなります。
また、名古屋市上下水道局の案内のとおり、凍結による破損は修理費が高額になりやすいうえ、寒波の翌日は修理の依頼が集中します。壊れてから業者を探すより、壊れる前に保温を直しておく方が、費用も手間も確実に小さく済みます。
冬前の凍結チェックリスト。11月中に建物を一周する
点検は暖かい日中に、建物の外周と屋上を一周するだけで構いません。項目をタップすると確認のポイントが開きます。
1. 露出配管の保温材が割れていないか、剥がれていないか
保温材の外装テープが劣化して剥がれ、中の保温材が雨で濡れていると、保温の効果はほとんどありません。名古屋市上下水道局も、防寒材を巻いたうえで水を通しにくい素材で覆い、テープで固定する方法を案内しています。
2. 使っていない屋外の散水栓・立水栓がないか
冬に使わない蛇口は、その系統の止水栓を閉めて水を抜いておくのが確実です。止水栓が見つからない、固着して回らない場合は、冬前に交換しておく価値があります。
3. 元栓・止水栓の位置を全員が知っているか
破裂したときに最初にやることは、水道メーター付近の止水栓を閉めることです。メーターボックスの場所、開け方、回す方向を、夜間や休日に駆けつける可能性のある担当者全員で共有しておきます。
4. メーターボックスに風が吹き込んでいないか
扉の破損や隙間がないかを確認します。市の案内でも、メーターに冷たい風が直接当たらないよう配慮すること、防寒カバーが有効であることが示されています。
5. 給湯器の電源と配管カバーの状態
屋外給湯器の配管カバーが外れていないか、配管の保温が切れていないかを確認します。凍結予防の仕組みは機種ごとに異なるため、休業中の電源の扱いは取扱説明書で確認しておきます。
6. 凍結防止ヒーターが通電しているか
既にヒーターが巻かれている配管は、コンセントが抜けていないか、屋外コンセントのカバーが壊れていないかを見ます。ヒーターは外気温を感知して自動で作動するタイプが一般的で、暖かい日に通電していないのは故障ではありません。
7. 長期休業・空室の建物の水の扱いを決めたか
名古屋市上下水道局は、長期間留守にする場合は元栓を閉めるよう案内しています。年末年始に止まる工場や店舗、空き区画は、元栓を閉めて水を抜くのか、少量の通水を続けるのかを事前に決めておきます。
自分でできる応急策と、プロに任せる事前修繕の境界線
寒波の予報が出た夜に、担当者ができることはいくつかあります。ただし、それはあくまで「その晩をしのぐ」ための応急策です。毎年同じ場所が凍るなら、保温やヒーターの設置といった恒久対策に切り替える方が合理的です。
担当者ができる応急策
・露出部に布や保温材を巻き、袋や緩衝材で覆ってテープで留める
・寒い夜は蛇口から少量の水を出し続ける(水道料金はかかります)
・使わない系統は止水栓を閉めて水を抜く
・凍ったら自然に溶けるのを待つか、タオルをかけてぬるま湯をゆっくりかける。熱湯は管が破裂するおそれがあるため使わない
プロに任せたい事前修繕
・劣化した保温材・外装材の巻き直し(屋上や高所を含む)
・凍結防止ヒーターの設置と、屋外コンセントなど電源の確保
・固着した止水栓やバルブの交換、使わない散水栓の撤去・移設
・メーターボックスや配管カバーの補修、北面配管の経路の見直し
もうひとつ押さえておきたいのが、水道の給水装置の修理は誰でもできるわけではないという点です。国土交通省と名古屋市上下水道局は、破裂した場合は元栓や止水栓を閉め、水道事業者が指定する給水装置工事事業者に修理を依頼するよう案内しています。名古屋市では、名古屋市指定給水装置工事事業者のほか、修繕センター(24時間受付)も窓口になっています。事前修繕を頼むときも、給水管に手を入れる工事なら指定事業者が施工または関与しているかを確認してください。
凍結対策と破裂修理の費用相場。予防の方が桁ひとつ安い
2026年10月26日時点でWeb上に掲載されている一般的な市場相場をまとめると、次のとおりです。予防と事後の修理を並べると、事前に手を入れる意味がはっきりします。
凍結防止ヒーター(本体)
長さにより数千円〜5万円程度。外気温が下がると自動で通電するサーモスタット付きが一般的です。取付工事費と、屋外コンセントがない場合の電気工事は別途かかります。
保温材の巻き直し
材料自体は安価で、費用の大半は手間と高所作業の段取りです。屋上や外壁の高所にある配管は、ほかの修繕と同じ日にまとめると割安になります。
破裂修理:屋内の露出配管
2万〜5万円程度が目安です。夜間・休日の緊急対応では割増になることがあります。
破裂修理:屋外・地中の配管
5万円〜数十万円程度。掘削と舗装の復旧を伴うと大きく膨らみます。漏水による内装・什器の被害は、これとは別にかかります。
いずれも建物の状態や配管の長さ、作業する高さで変わるため、最終は現地確認のうえお見積りします。見積を比べるときは、ヒーター本体・保温材・施工費・電気工事が分けて書かれているかを確認してください。まとめて「一式」になっていると、何にいくらかかっているのかが分かりません。
凍結対策は「冬前の修繕」とまとめて頼むと無駄がない
配管の保温を直すために屋上へ上がるなら、同じ日に防水層のふくれやドレンの詰まり、鉄部の錆も見ておくと効率的です。高所作業車や仮設の段取りを一度で済ませられるからです。冬前に片付けたい修繕の考え方は年末までに終わらせたい建物修繕の記事で、工期の目安とともにまとめています。
工場や倉庫では、屋外の洗い場、散水栓、シャッターまわりの雨水の流れも一緒に確認しておくと安心です。倉庫の点検ポイントは倉庫・物流施設の営繕の記事も参考にしてください。建物全体の修繕のご相談は営繕・修繕サービスのページでご案内しています。
11月は、寒波が来る前で、なおかつ屋外作業がしやすい最後の時期です。12月に入ると年末の工事が立て込み、寒波の翌日には修理の依頼が集中します。点検と事前修繕は11月中を目安に動くのがおすすめです。
配管の保温から屋上・外壁まで一度に見られる、名和建装の冬前点検
名和建装は1988年の創業以来、名古屋市昭和区を拠点に、事務所・店舗・工場・倉庫・賃貸物件の修繕を手がけてきた建築工務店です。凍結対策の相談では、露出配管の保温だけを見るのではなく、配管が通る屋上・外壁・メーターまわりの傷みも同じ調査で確認し、冬前にやるべきことと春に回してよいことを分けてご提案します。
給水管そのものの工事が必要な場合は、指定給水装置工事事業者と連携して段取りし、窓口は名和建装ひとつで済むようにしています。現地調査とお見積りは無料です。「この配管は凍りそうか見てほしい」という段階でも、お気軽にご相談ください。
水道管・配管の凍結でよくあるご質問
Q名古屋で水道管が凍結するのは何度からですか?
名古屋市上下水道局は、気温がマイナス4度以下になると凍結のおそれがあると案内しています。ただし風当たりの強い場所や北側の日陰では、それより高い気温でも凍結することがあります。
Q凍って水が出ないとき、お湯をかけて溶かしてもいいですか?
熱湯は配管が破裂するおそれがあるため使わないでください。凍った箇所にタオルをかけ、ぬるま湯をゆっくりかけるか、自然に溶けるのを待つのが公式に案内されている方法です。
Q水道管が破裂したら、まず何をすればいいですか?
水道メーター付近の止水栓を閉めて水を止めます。そのうえで、名古屋市内であれば名古屋市指定給水装置工事事業者や修繕センターに修理を依頼します。漏水が天井や床に広がっている場合は、電気設備への浸水にも注意してください。
Q水を出しっぱなしにする方法は、事業所でも有効ですか?
寒い夜の応急策としては有効ですが、水道料金がかかり、無人の建物で排水が詰まると別の漏水につながります。休業中の建物では、元栓を閉めて水を抜くか、保温やヒーターで恒久的に対策する方が安全です。
Q凍結防止ヒーターの電気代はどのくらいかかりますか?
消費電力は長さ1mあたり十数W程度の製品が多く、サーモスタット付きなら寒い時間帯だけ通電します。長さと設置本数、地域の気温で変わるため、設置前に本数と容量から概算しておくと安心です。
寒波が来る前に、
配管と建物の冬支度を名和建装へ
名古屋市・愛知県の事務所・店舗・工場・倉庫・賃貸物件に対応。露出配管の保温から屋上・外壁の点検まで、一度の調査でまとめてご提案します。
受付時間 10:00〜17:00|「ウェブサイトの凍結対策の記事を見た」とお伝えいただくとスムーズです
© MEIWA KENSOU Co., Ltd. ※本記事の情報は公開時点のものです
出典:名古屋市上下水道局「水道管の凍結にご注意ください!!」/国土交通省「給水管の凍結に注意してください」/気象庁「名古屋 平年値(月ごとの値)」統計期間1991〜2020年/広島市「水道管の凍結にご注意ください」
制度・窓口・費用相場の記述は2026年10月26日時点。最終更新日:2026年10月26日